2010年 06月 29日
Salonのある家-12 和室3/竹を選ぶ
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見積り時点では、和室天井の竿縁(さおぶち,棹縁とも)は桜でした。
私のイメージは、皮つきの自然の風合いを残したモノ。しかし現場担当者にイタイところをつかれます。
「2.7メートルも、まっすぐな枝、ないっすよ。集成材でいいですか?」
「じゃぁ、曲がってる枝のままでいいよ」
「天井がでこぼこになりますよ」
「オーケイ。それでいい」
「無理っす!」
あれこれ悩んでいると、山本さんから、竿縁も竹にしてはどうか、との提案を受ける。
壁の腰部分で珪藻土と和紙を使い分け、その見切り材として竹の半割を使うつもりでいたので、私もその提案に飛びつく。
「では、竹を選びに行きましょう」
ということで、しばらく経ってから3人で竹屋さんへ。
もう、見事なまでの竹と竹細工のオンパレード。
文字通り、足の踏み場も無いような倉庫で竹を選んできました。
写真右上の黒い竹が竿縁に選んだ黒竹(くろちく)
竹に囲まれ、天井材も竹にしたい!と願い出ましたが、ものすごい手間だと云われ、断念しました。
by siteplan-archi
| 2010-06-29 06:18
| 建築,art